■MySQLのHP http://www-jp.mysql.com/
『世界で最も普及している、オープンソースデータベース』という副題のとおり、法人・個人問わずユーザーが大変多いDBサーバーです。
個人利用(商用利用は要ライセンス)であればライセンスフィーが発生しないというのも大きな特徴です。
GUI(Graphical User Interface)も「MySQL GUI Tools」などがあります(これだけではありませんが…)
加えて、アプリケーションの開発言語も特に制限はなく、「MySQL ODBC」を利用してエクセルでデータ集計や、「MS ACCESS」で直接管理することもできます。
※管理人はずっと「PHP」をアプリケーションの開発ツールとして利用してきたので、ここではPHPとMicrosoft製品あたりを主として解説していきたいと思います。
※2009.03.25時点での最新バージョンは「5.1」です。
■インストール手順
(01) | 『MySQL HP』にアクセスしてください。 画面上段に「ダウンロード」とあるので、押してください。 |
(02) | 「MySQL DownLoads」の中に、「MySQL Community Server」と「MySQL EnterPrise」とありますので、「MySQL Community Server」の「Download」を押してください。 |
(03) | 一覧が出てきますので、自分のOSにあったものを選択してください。 ※ここでは一般的なWindowsをベースにして解説しますので、一番上の「Windows」をクリックしてください。 |
(04) | また一覧が出てきたと思いますので、「Windows Downloads」の中の「Windows Essentials(x86)」か「Windows MSI Installer」のいずれかを決めて、「Download」ボタンを押してください。→「(08)へ」 ※ミラーサイトを利用する場合は、右にある「Pick a mirror」をクリックしてください。→「(05)へ」 |
(05) | ユーザーログイン画面が出ますので、「New Users」-「Proceed」と進んでください。 |
(06) | フォームに「*(アスタリスク)」がある項目を必須として入力してください。 |
(07) | 入力が問題なく終わりますと、Mirrorの一覧が出ますので、とりあえず「Japan([JAIST][Internet Initiative Japan Inc.]どちらか)」-「HTTPかFTP」のどれでも構わないのでクリックしてください。 |
(08) | 「ファイルのダウンロード」ダイアログが立ち上がりますので、「mysql-essential-5.1.xx-win32.msi」であることを確認して、デスクトップあたりに保存してください。 |
(09) | (08)で保存したMSIファイルをダブルクリックします。 ダイアログが表示されたら、「実行」を押してください。 |
(10) | Windowsインストーラーが起動し、「MySQL Server 5.1 - Setup Wizard」が開始されます。 「Next」を押してください。 |
(11) | 「Setup Type」が表示されますので、ここでは「Typical(一般的な内容です)」を選択します。 「Next」を押してください。 |
(12) | 内容を確認して、「Install」を押してください。 インストールが開始されます(緑のバーが走ります)。 |
(13) | 少し雰囲気が変わったダイアログが出ますので、「Next」を押してください。 |
(14) | 「Setup Type」が表示されますので、ここでは「Typical(一般的な内容です)」を選択します。 「Next」「Next」と、2回押して進んでください。 |
(15) | チェックボックスにチェックが入っていることを確認して、「Finish」を押してください。 問題なければインストールは完了です。 続いてセットアップを行います。 |
(16) | 「Next」を押してください。 「Detailed Configration」を選択して、「Next」を押してください。 「Developer Machine」を選択して、「Next」を押してください。 「Multifunctional Database」を選択して、「Next」を押してください。 「InnoDB Tablespace Settings」で、そのままの状態で「Next」を押してください。 「Decision Support(DSS)/OLAP」で、そのままの状態で「Next」を押してください。 |
(17) | 「ネットワーク(TCP/IP)セッティング」ですが、大体の方はそのままの選択で「Next」を押してください。 ※ファイアーウォールを自身で入れられている場合は、ポートを指定してください。 |
(18) | 「キャラクター(Character、文字コード)セッティング」ですが、大体の方は「Standard Character Set」もしくは「Best Support For Multilingalism」のお好きなほうを選択して、「Next」を押してください。 ※アプリケーション開発の際に日本語を表示させた際に文字化け等の症状が出るときがあります。対象のアプリケーション付属のマニュアル等をよく読んで決定してください。後で変更することもできますが、後々大変苦労するので最初のうちに決定することをお勧めします。 |
(19) | 「Install As Windows Service」にチェックがあることを確認して、「Next」を押してください。 |
(20) | DBにアクセスする際に「rootパスワード」なるものが必要になりますので任意のパスワードを設定してください(チェックボックスは空欄で結構です)。 ※「rootパスワード」は後ほど変更ができます。分かりやすいように、ここでは「root」としておきます(「master123」とかでも構わないです)。 設定が終わったら「Next」を押してください。 |
(21) | 「Execute」を押してください。 ※アンインストールした後、再インストールをした際に「Start Service」でエラーがかかることがあります。このケースでは、「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」でも削除できないことがあります。その際は、コマンドプロンプト(スタート-全てのプログラム-アクセサリ-コマンドプロンプト)を立ち上げ、「sc delete mysql」と入力し、Enterしてください(確実性は保証できませんが…)。 |
(22) | 「スタート」-「(全ての)プログラム」-「MySQL」-「MySQL Server 5.1」-「MySQL Command Line Client」を立ち上げると、「Enter password」が表示されますので、(20)で設定したrootパスワードを入力してください。。 「 mysql>_ 」と表示されればセットアップ完了です。 |
(補足) | コマンドプロンプトから直接操作することもできます。後々面倒ですので、環境変数の設定についても解説しておきましょう。 コマンドプロンプトから操作を楽にするため、「コントロールパネル」-「システム(のプロパティ)」-「詳細設定」-「環境変数」に進みます。 「システム環境変数」の「Path」を選択し、「編集」を押します。 変数値を設定できるようになるので、一覧の最後にMySQLへのパスを「;」で区切って、指定してください(基本は「bin」ファイルが格納されたディレクトリになります。筆者のPCですと、「C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.1\bin」に「mysql.exe」があります)。 コマンドプロンプトを立ち上げ、「mysql -u root -p」→Enterとするとパスワード入力画面が立ち上がり、(22)と同じ状態になります。 |